第17課 オートシェイプを使って図を描く

↑経済情報処理（2008）ホームページに戻る

準備問題

PowerPointを使って以下の操作をしてみなさい

1. 第4回で作成した presen1　というファイルを開いて、最後に新しいスライドを挿入して、レイアウトを白紙にしなさい

2. 新しいプレゼンテーションを作成して、最初のページのレイアウトを白紙に変更してみなさい

1 図形描画

• PowerPointでは、スライド上に図形を描画することができる
• よく使う図形や線などはあらかじめPowerPointに用意されている。このような素材をオートシェイプと呼ぶ
• 線もオートシェイプに含まれているので、ペンで描けるような図形はオートシェイプで描ける（絵心があれば......）

例題：　オートシェイプを使ってサイコロの絵を描いてみる

Step1. 新しいプレゼンテーションを作成し、最初のスライドのレイアウトを「白紙」に変える

新しいスライドを挿入するには？　→ Chap. 1 Q1

スライドのレイアウトを変えるには？ → Chap. 1 Q2

Step2. 基本図形から「直方体」を選んでサイコロの枠を描く

オートシェイプの図形を描くには？ → Chap. 5 Q31

Step3. 基本図形から「楕円」を選んでサイコロに３を描きこむ

できあがりの例

練習問題 1

1. 上のサイコロの上面に1の目、右側面に2の目を追加で描き込みなさい
2. テキストボックスを使って「サイコロ」という文字列をスライドに描き込みなさい
3. 2の文字列とサイコロの絵の間を矢印で結びなさい

任意の位置に文字を入力するには？　→ Chap. 2 Q11

直線や四角形を描くには？ → Chap. 5 Q30

練習問題 2

オートシェイプを使って、新規の白紙スライドにパソコン、マウス、キーボード、モニタの絵を描き、それぞれに「パソコン」などの中の文字を入れなさい

2 図形や文字のサイズ・色の変更、変形

• PowerPointではスライド上に置いた図形や文字の属性（サイズ・色）を変えたり、変形することができる
• 変形には回転や反転などもある

図形の色や線の色を変えるには？ → Chap. 5 Q34

例題：　サイコロの１の目を赤くする

Step1. サイコロの1の目をダブルクリックして、「オートシェイプの書式設定」ダイアログボックスを出す

Step2. 書式設定メニューから「色と線」タブを選び、「塗りつぶし色」を赤に設定する

１の目が赤くなった

練習問題3

1. サイコロの他の目もサイコロっぽい色に変更しなさい
2. 「サイコロ」という文字のフォントサイズを大きくして、サイコロとバランスが取れるようにしなさい
3. 矢印を太くして、サイコロと文字とバランスが取れるようにしなさい

文字の書式を変えるには？　→ Chap. 2 Q7

線の太さを変えるには？ → オートシェイプの書式設定（色と線）　→ Chap. 5 Q34

練習問題4

練習問題2で描いたパソコンその他の絵の色やサイズを変えて、本物らしい色、大きさにしなさい

3 図形や文字の整列

• 複数の図形を一列に並べたり等間隔に並べたりしたりすることができる
• スライド上の図形の並び方が微妙にずれているとちょっと素人くさくて格好悪いので、きっちり並べよう

例題：　サイコロの「３」が変なのできちんと等間隔に整列する

Step1. Shiftを押しながらサイコロの3をつくる3つの楕円をクリックして選択する

Step2. 「図形の調整」から「配置/整列」を選び、「上下に整列」を適用する

上下の間隔がそろった

練習問題5

1. 「左右に整列」を使って、3が横方向も等間隔になるように調整する
2. 練習問題で描いたパソコンその他が一列に並ぶように整列してみなさい

4. 図形のグループ化・回転

• Power Pointでは複数の図形をグループ化して、全体をまとめて動かしたりできる
• 基本図形だけでは難しいものは描けないが、複数の基本図形で描いたものを操作するときはまとまっていほしい
• たとえば、複数の図形からなる絵を回転させるとき、複数の図形にいちいち回転処理するのは避けたい。こんなとき便利なのがグループ化

例題：　サイコロを転がしたい

• サイコロが転がったような絵にしたいが、個別の図形を一つずつ動かすのは大変→サイコロ全体として回転したい

Step1. サイコロを構成する直方体と楕円をまとめて扱うためグループ化する

複数の図形を一つの図形として扱うには？　→ Chap. 5 Q43

Step3. グループ化してできたサイコロ全体の回転ハンドルをドラッグして回転させる

図形を回転・反転させるには？　→ Chap.5 Q36

5. 表示順序の指定

• 複数の図形がスライド上の同じ位置にある場合、どちらが表示されるかを「順序」と呼ぶ
• 普通は後で描画した図形の方が前面にあることになっている→場合によっては具合がわるい
• 図形ごとに表示順序を前にしたり後ろにしたりすることで、描画順序と関係なく希望の表示ができる

例題：　図形の下に影を描いて、影が図形を隠さないようにしたい

Step1. オートシェイプで楕円を追加し、色をグレーに変える

オートシェイプの図形を描くには？ → Chap. 5 Q31

図形の色や線の色を変えるには？ → Chap. 5 Q34

Step2. このままだと影がサイコロより前にあるので、サイコロを右ボタンクリックし、順序を「最前面」に変える

複数の図形の重なる順序を変えるには？ → Chap. 5 Q37

サイコロが前に来た

確認問題

• 図形のコピー機能を使って、サイコロを2個に増やしなさい
• 図形の回転機能を使って、2個目のサイコロの角度を変えなさい
• 図形の順序機能を使って、後で追加したサイコロを後ろに表示しなさい
• パソコンやマウス、キーボードがつながっている様子を説明する1枚の絵をつくりなさい

サイコロを図のように12個並べなさい。ただしどれも同じサイコロで、縦横の並びもそろえること

↑経済情報処理（2008）ホームページに戻る

©2008, Hiroshi Santa OGAWA
このページにアダルトコンテンツ、XXXコンテンツ類は一切含まれていません。暴力反対.