第16課 スライドとプレゼンテーション
第16課の目標
- パワーポイントでのプレゼンテーションの構造を理解する
- スライドを紙芝居する構造を理解する
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1. スライド
- PowerPointを使ったプレゼンテーションは「電子紙芝居」
- スライドとは、紙芝居を構成する1枚1枚の紙のようなもの
- PowerPointのスライドは、イメージとしては透明な下敷。上の例題で絵を描いたページが1枚のスライドになる
- スライドに描かれた文字や絵は、下敷にのせた紙片のイメージ
- スライドの上に置いた文字や絵は、それぞれが「オブジェクト」と呼ばれる独立したピース
- オブジェクトはそれぞれ独立しているので、個別に操作可能
- 属性(色、大きさ、フォント)や前後関係を変える、移動、アニメーションなどはオブジェクト単位で可能
スライド=オブジェクトを積み重ねた物
2. プレゼンテーション
- スライドを順番に表示していくのが「プレゼンテーション」→紙芝居と同じ
- プレゼンテーションの順番に合わせてスライドを並べることが大事→プレゼンテーションのストーリーができてからスライドを作る
- 見ている人はスライドが並んでいる順番で理解していく→論理的な展開が重要
例題: 複数のスライドからなるプレゼンテーションの簡単な例を作成してみる
- 書ける人は下の文例は気にせず、自分で好きなことを書いてみよう
- ただし、ここでの目的はあくまでプレゼンテーションを作成してみること。内容にそんなに凝る必要はない
- できあがったら、presen1という名前をつけて保存しておこう
スライド番号 |
スライドの内容 |
文章(例) |
見た目(例) |
1 |
タイトル |
ドラえもんは未来に帰れ!
2007年5月 |
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2 |
本文 |
ドラえもんが帰るべき3つの理由
1. 時間犯罪者である
・未来から過去を変える意思をもって来た
・過去改変のために未来の道具を使う
2. 危険である
・地球破壊爆弾のような超兵器を持っている
・ネズミが出ると理性を失う
3. のび太をますますダメにする
・ドラえもんの道具でいつもラクをしている |
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新しいスライドを挿入するには? → Chap. 1 Q1
箇条書きのレベルを変えるには? → Chap. 2 Q8
箇条書きの行頭文字を変えるには? → Chap. 2 Q9
3. スライドのレイアウト
- 同じような内容のスライド(たとえば、グラフが入っているスライド、文字だけのスライド、など)は同じような画面構成になっている方がわかりやすい
- PowerPointは、この目的のためにできあいのスライド構成をたくさん持っている。これを「スライドのレイアウト」と呼ぶ
- スライドのレイアウトを使うと、文字のサイズなどが自動的に調整される→統一感のあるプレゼンテーション
練習問題1. 上の例題で作成した presen1 を呼び出して、スライドのレイアウトを2段組と縦書きに変えてみなさい
レイアウトを変えるには? → Chap. 1 Q2
4. スライドのデザイン
- プレゼンテーションのデザインは背景、文字サイズ、色その他沢山設定できることがある
- しかし、ゼロから全部設定するのは結構大変
- そこで、PowerPointにはあらかじめデザインされたものがたくさん含まれている
- このできあいのデザインを「スライドのデザインテンプレート」と呼ぶ
スライドにデザインを設定するには? → Chap. 3 Q13
デザインの配色を変えるには? → Chap. 3 Q14
スライドの背景に画像を挿入するには? → Chap. 3 Q15
スライド番号を挿入するには? → Chap. 3. Q16
練習問題 2. presen1 を使って以下のデザイン変更を行ってみなさい
- デザインテンプレートから「Daruma」というダルマの絵がはいったものを探し、presen1
に設定する
- 自分で好きなデザインテンプレートを選んで、presen1 に設定する
- デザインの配色を変えて、見栄えがどのように変化するか確認しなさい
- スライドの番号を各スライドに自動的に表示するように設定しなさい
- 各スライドの下部中央に「経済情報処理I」という文字列がはいるように設定しなさい
確認問題
presen1をつかって、デザインテンプレートを使ったデザインの変更を行ってみなさい
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©2008, Hiroshi Santa OGAWA
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