神奈川大学 経済学部 基本科目
JMSの使いかた に戻る
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JMSポータルでする作業は以下の通りです。初めてJMSを使う際は、「連絡用アドレスの設定」を必ず行ってください。パスワードの変更やパスワードを忘れた際の処理は、必要に応じて行えば構いません。
JMS(Jindai Mail System)ポータルとは、JINDAIメールで使うパスワードの変更や、パスワードを忘れた時の回復用メールアドレス登録などを行うサイトです。新規にJMSのアカウントを割り当てられた場合は、最初にJMSポータルにアクセスして、連絡用アドレスの設定を行うことが期待されています。
JMSポータルのURLは https://mns.jindai.jp/ になります。アクセスすると以下のようなログイン画面が表示されるので、rXXXXXXXXX@jindai.jp という形式のメールアドレスと、それに対応するパスワードを入力してログインしてください。
パスワードを忘れてしまった場合は……下の方にある「パスワードをお忘れの方」をアクセスして、指示に従って再設定してください。
JMSを使う際に必要な初期設定は、連絡用メールアドレスを登録することだけです。
「連絡用アドレス」は、パスワードを忘れてしまった時にパスワード再設定手順を送付するメールアドレスになります。そのため、JINDAIメールは連絡用アドレスに設定できません(パスワードが分からないときは、多分JINDAIメールを読めません)。
また、「連絡用アドレス」に届くパスワード再設定手順は、「連絡用アドレスに届くメールが読める人は本人」という大前提で作られています。つまり、「他人が読めてしまうかもしれないメールアドレス」はオススメできませんし、再設定手順が必要な時にすぐ読めないようなアドレスもダメです。
「いつも持ち歩いている個人用デバイスで確実に読める」という条件を多分満たすメールアドレスは、携帯のメールアドレスですので、ここでは携帯電話のメールアドレスを利用することを前提としています。
JMSポータルにログインすると、以下のようなメニュー画面が表示されます。
ユーザーが操作できる項目は、メニューの上から順に
の4つになりますが、この資料では途中の3つだけについて説明します(*1)。
Step 1. メニューから「アドレス設定」を選ぶ
連絡用アドレスは、上述の通り「パスワードを忘れた時」にそのアドレスあてに回復手順が送られてくるメールアドレスです。メニュー画面「アドレス設定」と書いてある所をクリックすると、アドレス設定画面に移動します。
Step 2. 連絡用メールアドレスを入力する
アドレス設定画面では、連絡用のメールアドレスを正しく入力します。このアドレスあてに、登録作業の続きを行うためのメールが送られてきますので、携帯メールで迷惑メール避けのドメイン受信拒否を行っている場合は、JINDAI.JPからのメールが届くようにしておいてください。
Tips: なぜ@jindai.jp, @kanagawau.onmicrosoft.com, @kanagawa-u.ac.jp のアドレスは連絡用に登録できないのか?
@jindai.jpに届いたメールを読むためには、JINDAIメールのパスワードが分からないとダメです。パスワードが分からなくなったときの回復手段が、JINDAIメールに届いても「缶詰のなかの缶切り」状態になってしまって意味がありません。だからダメ。
@kanagawau.onmicrosoft.com は、メールの実体としては @jindai.jpと同一です。以下同文。
学生が従来使っていた @kanagawa-u.ac.jp あてのメールは全て @jindai.jp に転送されます。以下同文
Step 3. 入力したはずのメールアドレスが正しいかどうか目視チェックする
「続行」をクリックすると、以下のような画面が表示されますが、この画面は単に「どのアドレスにメールを送ったよ」という案内です。表示されているアドレスと、入力したつもりのアドレスが一致していれば画面を閉じてしまっても構いません。
Step 4. JMSから自動で届くメールを使って作業する
連絡用メールアドレスの登録の次のステップは、「連絡用アドレスとして入力したメールアドレスが、本当にその人のものであるかどうかの確認作業」になります。この目的のために、入力したメールアドレスに対してJMSから自動でメールが送られてきますので、その中に含まれている確認用のリンクをアクセスすることで、連絡用アドレスの登録は完了です。
この確認作業を行わないと、「他人のアドレスを適当に入れた奴」という扱いになって、連絡用アドレスとしての登録は完了しませんので注意してください。
Step 5. 連絡用アドレスの設定状態を確認しておしまい
メールに埋め込まれているURLにアクセスすると、JMSポータルのログイン画面が表示されるので、ログインして状態を確認します。下のようになっていれば連絡用アドレスの登録は成功です。
※パスワードを定期的に変更する必要はありません。質の悪いパスワードを使ったり、学外の他サービスとパスワードを使い回しするくらいなら、初期パスワードをそのまま使っている方がマシです。
パスワードの変更は、JMSポータルで行います。ログインしてメニューから「パスワード変更」を選ぶと以下のような画面が表示されますので、現在のパスワードを1回、新しいパスワードを確認も含めて2回入力して「設定」をクリックすれば変更されます。
なお、「ガイドライン」と書いてありますが、このガイドラインに沿っていないパスワードは「このパスワードは使用できません」と表示されてシステムが受け付け拒否しますので、強制力のあるルールです。
ガイドラインの何に引っかかって変更できなかったのかは、エラーメッセ−ジが「このパスワードは使用できません」の1種類しかないようなので、メッセージから判断することはできません。自分でガイドラインと見比べて考えてください(*2)
もちろんこの手続きは現在のパスワードを知っている人しか利用できません。パスワードを忘れた人は、「パスワードを忘れた時」を参照してください。
※パスワード再設定のためには、連絡用アドレスを予めJMSポータルで設定しておく必要があります。このシステムは「連絡用メールが届けば本人」という発想で作られていますので、連絡用メールアドレスの設定には十分注意してください。
※連絡用アドレスが無効になった場合(たとえば、携帯のアドレスを変更した)、JMSポータルに登録してある連絡用アドレスも変更しないと多分不幸になります。
パスワードの再設定の申込は、JMSポータルで行います。
Step 1. JMSポータルのトップ画面から、「パスワードをお忘れの方>」を選ぶ
Step 2. 登録済みの連絡用メールアドレス(*3)を入力します
「連絡用アドレスを登録する」で登録した連絡用のアドレスを入力して「続行」をクリックします。システムに登録されていないアドレスを入力すると「未登録のアドレスです」とエラーが出ますが、何らかの入力ミスがたまたま登録済みのアドレスに重複してしまった場合はチェックする方法がないので、そのまま進みます。
Step 3. 「連絡用アドレス」にパスワード再設定用のメールが届くまで待つ。
Step 2. で「続行」をクリックすると、「メールを送った」という内容のページが表示されますが、そのページ自体はパスワード再設定に関係ありません。しばらく待つと、「連絡用アドレス」に以下のようなメールが届きます。
Step 4. メールの中で指定されているURLにアクセスする
メールの中で指定されているURLにアクセスすると、パスワードをリセットして、システム側で生成した新しいパスワードをメールで送ったと表示されます。メールで新しいパスワードは届くので、しばらくメールを待ちます。
Step 5. メールが届くのを待つ
しばらく待つと、次のようなメールが届きます。メールアドレスとセットでないとはいえ、平文のメールでパスワードが配送されてくるのは相当気持ちが悪いので、早急にJMSポータルにログインして、パスワード変更するのが吉です。
Step 6. JMSポータルにアクセスしてパスワードを変更する
平文のメールで届いたパスワードは基本的にはダダ漏れと考えるのが無難です。可及的速やかに「パスワードの変更」の手順に従って変更しておきましょう。
alias(エイリアス、別名)とは、メールアドレスとして覚えやすい名前をつける機能です。
JINDAIメールでのメールアドレスは、rXXXXXXXXXxx@jindai.jp という形式ですが、このアドレスは固定文字列"r"に数字9桁に意味のないアルファベットが2桁という非常に覚えにくい、間違えてもわかりにくい形式になっています。メールアドレスは自分が使うだけではなく、自分あてにメールを送りたい他人も使うものですから、あまりメンドクサイものは覚えてもらえませんし、名刺に刷ったりしても先方が入力ミスするかもしれません。
このような問題を緩和するために、JMSでは rXXXXXXXXXxxの部分を好きな文字列に置き換えて新しいメールアドレス(メールエイリアス:別名)を作り、メールエイリアス宛てにメールが届いた時には rXXXXXXXXXxxあてのメールとして受信してくれる機能があります。ただし、OWAなどで使っている限りは受信時のみ利用可能で、送信時は本名である rXXXXXXXXXxxで送信されます(*4)。JINDAIメールでは、以下のような制限の範囲で設定可能です。
5.1 エイリアス設定の手順
Step 1 JMSにログインする
Step 2 JMSのメニュー画面から「エイリアスの設定」を選ぶ
Step 3 設定したいエイリアスを設定する
設定したいエイリアス(@の前だけ)を入力して、登録ボタンをクリックする
Step 4 確認ダイアログが出るので、問題がなければOKしておく
Step 5 登録完了
Step 5a 登録できない場合
エラーコード | メッセージ | 内容 |
---|---|---|
1010 | 6〜30文字で入力して下さい | JMSで設定可能なエイリアスの長さは6文字以上30文字以下です |
1020 | 使用できない文字が含まれています | 使える文字は英小文字、数字、ハイフン、ピリオド、アンダーラインのみです |
1040 | 連続する.(ピリオド)及び末尾に.(ピリオド)は使用出来ません | メールアドレスにおけるピリオド(*8)は、仕様上文字というより区切りとして扱われます。そのため2つ以上連続しているとか、先頭や最後に来るのはおかしいということで禁止されています。ガラケー時代の日本のキャリアメールでは仕様を読み間違えてそういう(インターネットでは)無効なアドレスをつけられた時期がありました(今はできません)。 |
1050 | 入力したエイリアスは使用が禁止されています。 | メッセージからみると、システム側で積極的に禁止しているエイリアスのように見えますが、他の人が既に使っているなどの理由で使えない場合にもこのエラーが表示されます。要するに「使えない」というだけの情報しかありませんので、本来は「使えません」というメッセージの方が適切です。 |
(*1)アドレス公開を「公開」に変更すると、そのユーザーの名前(またはその一部)からメールアドレスを検索できるようになります。しかしながら、現時点でJMSのユーザーディレクトリに入っている情報が「氏名」「メールアドレス」だけなので、同姓同名の人がいた場合に区別する方法がありません。同姓同名の人が絶対いないような名前で、なおかつ知らない同窓生からのメールを欲しいという人なら「公開」に設定する意味があるかもしれませんが、通常はあまり使い道がないので初期設定は「非公開」になっています。また、本資料でも当面「公開」にすることはオススメしないので、方法に関して記載する予定はありません。また、「神大外字ファイル」をダウンロードしてインストールする意味は、ディレクトリに入っている外字を使った名前が正しく表示されるだけなので、現状でダウンロードする意味はほとんどありません。
(*2)なぜ「使えない」というチェックはできるのに、どのルールに引っかかって使えなかったのかを適切なエラーメッセージで表示するようになっていないのかは謎です。設計者はエラーメッセージを考えるのが面倒だったのでしょうか?
(*3)自分がどのメールアドレスを「連絡用アドレス」として登録したか忘れてしまうユーザーと、自分のメールアドレスを忘れてしまうユーザーとどちらが多いのかよく分かりませんが、このシステムを設計した人は、自分のメールアドレスよりも、「連絡用アドレス」として登録したアドレスを覚えているという期待を持っているようです。世間では、「どちらか覚えていれば行ける」というパターンも多いようですが……
(*4)SMTP/IMAPで使って、ThunderbirdなどのPC用メーラーを使えば送信時にもメールエイリアスと同じアドレスで送信することは可能です。可能ですが、理屈が解ってない人がやるとハマる可能性が高いのであまりオススメしませんし、やりかたの説明もしません。仕掛を理解していれば設定自体は簡単です。
(*5)仕様から自明ですが、JINDAIメールの名前空間は全ユーザーで共通です。ですから、あまり短い名前を許すと衝突が大量に発生することが危惧されるため、最短文字列長が設定されています。どうかと思うんですけどねぇ。全員同じ名前空間って仕様。
(*6)先頭文字で特殊な処理をしてしまうメールサーバーがあるようなので、無難なところで先頭は英小文字に限定しています。
(*7)名前空間が全ユーザー共通なので、当然です。結果的に「覚えやすい」エイリアスは早い者勝ちになります。姓_名前みたいな衝突しやすいエイリアスを使いたいひとはお早めに。
(*8)エラーメッセージでは.のことを「ピリオド」と呼んでいますが、下の方にある「禁止事項」では「ドット」と呼んでいます。このケースでは当然どちらも同じものを意味していますので悩まないでください。こういう不統一は無駄な混乱を招くだけなのでテクニカルライティングでは推敲の過程でチェックするのが普通ですが漏れてしまったのでしょう。皆さんも気をつけてください。
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