神奈川大学 経済学部
2009年度経済情報処理

第4課 ファイル(file)操作

第4課の目標

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準備問題

以下の文章を入力欄にできる限り楽をして入力しなさい

こんにちは、神奈川大学の神奈川さくらです。

簡単に自己紹介をします。
私は、経済学部の一年生です。
興味がある科目は経済情報処理です。
それではまた。 


1. ファイル(file)にデータ(data)を保存する

上の準備問題のようにコンピュータを使って、文章を入力したり計算をしたりした結果は、コンピュータの電源を切ったり、アプリケーションを終了したりすれば消えてしまう。数行の使い捨ての文章ならともかく、長いレポート(report)の類を書くときにこれではこまる。

Windowsではこの問題を回避するために、各種データを「ファイル(file)」と呼ばれるまとまりとして保存しておくのが一般的である。その際、ファイル同士を区別するために「ファイル名」と呼ばれる名前をつける。人間が見るつもりのファイル名であれば、内容が分かるような名前を付けておくのが無難。

1.1 メモ帳を使って、ファイルに文章を保存してみる

実際にファイルへの保存を試してみるため、「メモ帳」という簡単なアプリケーションを使ってファイルを作成してみる。

具体的な手順

経済情報処理履修に関するお知らせ
経済情報処理は履修制限科目です。
決められた期間内に、履修したいクラス(class)にエントリ(entry)して、抽選に通れば履修できます。

1.2 文書を「名前をつけて保存」し、ファイルに保存するときのポイント

  1. 保存するときにつける名前(ファイル名)、上の例だと memo1
  2. 保存する場所(パス名: path name)、上の例だと マイ ドキュメント
  3. ファイルの種類(拡張子: extension)、上の例だとテキスト文書(.txt)

Tips: ファイルの種類(拡張子)を表示する

練習問題 1

「スタートメニュー」から「マイドキュメント」を開いて、memo1 というアイコン(icon)が存在することを確認しなさい

練習問題 2

メモ帳を使って、以下の文書を作成し、memo2 という名前をつけてマイ ドキュメントに保存しなさい
※名前は半角で入力すること

1行目:今日の日付を半角の数字で入力(例:2007.4.9)
2行目:科目名を入力。
3行目:学籍番号を全角で入力。
4行目:氏名とふりがなを入力。氏名とふりがなの間は全角の : で区切る

練習問題 3

メモ帳を使って、以下の文書を作成し、memo3 という名前をつけてマイ ドキュメントに保存しなさい
※名前は半角で入力すること

1行目:今日の日付を半角の数字で入力
2行目:学籍番号(半角)と氏名を入力
3行目:ファイルには各種の情報を保存することができます。

練習問題 4

メモ帳を使って、以下の文書を作成し、memo4 という名前をつけてマイ ドキュメントに保存しなさい
※名前は半角で入力すること

1行目:今日の日付を半角の数字で入力
2行目:学籍番号(半角)と氏名を入力
3行目:ファイルシステム と入力
4行目:メモリにある情報は電源を切ると消えてしまいます。 と入力

練習問題 5

メモ帳を使って、以下の文書を作成し、memo5 という名前をつけてマイ ドキュメントに保存しなさい
※名前は半角で入力すること

1行目:今日の日付を半角の数字で入力
2行目:学籍番号(半角)と氏名を入力
3行目:※行をあける Enterだけ押す
4行目:保存したファイルはトラブルで壊れてしまうことがあります。Enterと入力
5行目:重要なファイルはバックアップコピーをとっておくことが必要です。Enterと入力

2.既にできあがっている(保存してある)文書の呼び出しと編集

2.1 ファイルとして保存してある文書を呼び出す。

Step 1. メモ帳を起動する

Step 2. メモ帳のメニューから「ファイル(F)」-「開く(O)」を選択する

Step 3. 「ファイルの場所」に「マイ ドキュメント」を指定

Step 4. memo4 をクリックする

※「ファイル名(N)」のところに memo4 と表示されたのを確認

Step 5. 「開く(O)」をクリック

これで、memo4 が開かれてメモ帳に中身が表示される

2.2 呼び出した文書に文字を追加する

でも、だいじょうぶ Enter
Enter
ファイルとして保存しておけば、文書はきちんと保存されるのです。Enter

2.3 編集した文書にmemo6という名前をつけてマイ ドキュメントに保存する

★ポイント:

練習問題6

記録できるデータは以下の単位を使います。 Enter
Enter
KB(けーばいと)Enter
Enter
MB(メガバイト) Enter
これらの単位については、またあとで学習します。 Enter

3.まとまった文書の入力と再保存(上書き保存/名前をつけて保存)

3.1 文書作成途中でいったん保存する

※長い文章を打込むときは、途中でいったん保存しておくクセをつけておくとよい。

3.2 続きを入力して上書き保存する

まとめ:「名前を付けて保存」と「上書き保存」の違い

(1)名前を付けて保存:

※注意

(2)上書き保存:

※注意

4. ファイルの操作

4.1 ファイル名の変更(rename)

ファイルが沢山貯まってくると、以前つけたファイル名があまり適切ではないことがある。たとえば、当初は走り書きのメモの積もりでmemo1という名前を付けておいたファイルが、追記を繰り返すうちに実は日記になってしまったとしたら、いつまでも memo1 という名前にしておくと訳がわからないし、他のファイルに紛れやすい。

このようなときには、ファイル名をわかりやすいものに変更しておけばよい。たとえば、diary に変更してみる

Step1. memo1というファイルを確認する

Step2. memo1をマウスの右ボタンでクリックする。その場でメニューが開くので「名前の変更」を選ぶ

Step3. 名前部分が反転して入力可能になっているので、diary と入力する

Step4. 入力が終わったら、ファイルのアイコン以外の部分を右ボタンクリックすると確定する

練習問題7

  1. スタートメニューから マイドキュメント を開いて、memo2, memo3の名前をそれぞれ tanuki, kitsune に変更しなさい
  2. 上で変更した名前(tanuki, kitsune)を元の memo2, memo3に変更しなさい

4.2 ファイルのコピー(copy)

ファイルのコピーは、同一の内容が入っているが、別のファイルで、名前もちがうものを作成する操作である。フロッピーディスク(floppy disk)やUSBメモリ(usb memory)のような取り外し可能な記録媒体にデータを入れるなどのケースでよく使われる。この場合は、コピーしたいファイルをドラッグ(drag)して、コピーしたい先のデバイスのアイコン上まで持っていって離す(ドラッグ&ドロップ)してやればよい。

名前の変更と同様にファイルのアイコンを右ボタンクリックして出てくるメニューから「コピー」を選び、コピーしたい先で「貼付」を選んでもコピーできる。

Step1. 右ボタンクリック(right button click)で出てくるメニューから「コピー」を選ぶ

Step2. コピーしたい先で右ボタンクリックメニューを出して「貼り付け」を選ぶ

Step3. コピーが作成される

4.3 ファイルの削除(delete)

不要になったファイルは、右ボタンクリックして出てくるメニューから「削除」を選択すれば削除できる。

確認問題
  1. 例題で作成した memo2 というファイルのコピーを作り、コピーの名前を memo2a に変更しなさい
  2. memo2を削除しなさい
  3. 1.で作成した memo2a のファイル名を memo2に変更しなさい

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