Wordで本文を入力する作業は、要するに文章を書くだけであるからあまり難しいことはない。入力方法や編集方法自体はメールやPower Pointと大差ない。注意すべき点は以下の通り。
段落記号/編集記号とは → Word編 Q2
Enterキーを使いまくって右側をそろえた文書を考えてみよう。このレポートを提出する相手がお年を召した方で若干老眼らしいと分かったので、文字を大きめにして印刷する必要が生じた。この場合破綻する。
※報告書・レポートの類は読む人のことを考えて印刷すべき。相手の老眼が予想される際には、大きなフォント、余裕をもった行送りを心がける。どんなにいいことが書いてあっても、読んでもらえない報告書に意味はない。
※相手が添削する(赤を入れる)可能性がある文書の場合は、書き込みが可能なように1行あけ(ダブルスペース)での印刷、十分な余白をとること。最終版と途中の文書ではこのように書式が異なる可能性がある。
最初はかっこよく整形できたようにみえても |
フォントサイズが変わるとガタガタになってしまう |
メールとは違うので、改行は段落を変える時だけ入れる
読みが分からない漢字を入力するには? → Word編 Q7
記号を入力するには? → Word編 Q9
R2やH20を入力するには? → Word編 Q10
数式を入力するには? → Word編 Q11
注意: Webやblogなどからコピー&ペーストでレポートを作成する学生が増えていると報道されたりしている。引用の範囲を超えて他人の著作物を利用する際には、著作権者の許諾が必要である。また、引用の範囲を超えて他人の著作物を利用したレポートなどは、ペナルティの対象になるケースがあるので注意されたい(*1)。
コピー&ペーストのやり方 → 第1課 「5.文章の複写」 参照
Tips: Wordに貼り付ける際は、「ホーム」の「クリップボード」リボンから「形式を選択して貼り付け」を選択し、 貼り付ける形式として「テキスト」を選んで貼り付けを行うと、余計な書式がコピーされずにすっきり貼り付けできるので便利。
(*1)たとえば、筆者の授業でコピペがバレた場合は、悪質度によって大幅な減点(0点を超えてマイナス評点になることもよくある)を行う。
山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。 ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。 人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。 ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。
©2017, Hiroshi Santa OGAWA
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