第6課 電子メールリーダー(mail reader)の設定
第6課の目標
- 必要な情報があれば、自分でOutlook Expressの設定ができるようになる
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準備問題
1. MNSアカウント(account)通知書に書いてあった以下の情報を確認しなさい
- POPサーバー(POP server)
- SMTPサーバー(SMTP server)
- メールアドレス(mail address)
- ID
2. 今現在のあなたのパスワード(password)(変更した場合は、変更後のもの)を思い出してください
3. インプットメソッド(input method)を OFFにしてから、すべて半角文字で、r123456789xx@kanagawa-u.ac.jp と入力してみなさい
自信がない人は→「第1課 文字入力」を再確認
1. 神奈川大学実習環境での電子メール(e-mail)利用設定
- 電子メールを大学の学内ネットワークから使うための設定 → 学外から使う場合は設定が別
- 大学実習環境で使える電子メールソフトはここで説明している OutlookExpressの他に、
Thunderbird という別のソフトもある
2. OutlookExpressの起動
「スタート」メニュー(menu)を開くと、左上にのようなアイコン(icon)で表示されているソフト(application)がある。これがOutlookExpressであるから、まず起動する
3. 「インターネット接続ウィザード」が起動していることを確認する
初めてOutlookExpressを起動した場合は自動的に下図のような「インターネット(internet)接続ウィザード(wizard)」が起動するはずである。もし自動的に起動しない場合は、「メールアカウント(mail
account)のセットアップ(setup)」をクリック(click)して、「インターネット接続ウィザード」を起動しておく
4. 「表示名」を設定する
入力が終わったら、「次へ」をクリックする
Tips: 表示名の意味とは?
5. 電子メールアドレス(mail address)を入力する
下のような画面が表示されたら、MNSアカウント通知書に書いてあるメールアドレスを
- かならず「半角」で。特に r と @は要注意
- 1文字も変えず、指定された通りに
- 紛らわしい文字、たとえば1(いち)とl(エル)、0(ゼロ)とO(オー)などに注意して
入力し、「次へ」をクリック(click)する。
Tips: 電子メールアドレスの意味
6. 電子メールサーバー名の設定
- 下のような画面が表示されたら、MNSアカウント通知書に書かれている「POPサーバー(pop
server)」および「SMTPサーバー(smtp server)」をそのまま入力する
- 諸注意はメールアドレス入力と同じ
- 「受信メールサーバーの種類」はPOP3のままでよい(変更するとメール受信できなくなる)
Tips: 電子メールサーバーとは?
7. インターネットメールログインの設定
MNSアカウント通知書に従って、アカウント名を入力する。パスワードは空欄にしておく。
- アカウント名(account)
-
- MNSアカウント通知書の「ID情報」欄に入っているIDを入力する。(ID:は入力しなくてよい。為念)
- 入力時の注意はメールアドレス入力と同じ
- 学籍番号ベースなので比較的覚えやすいと思われる
- パスワード(password)
-
- 「パスワードを書き留めてはいけない」という大原則に従い、ここには何も入力しないこと
- もちろん「パスワードを保存する」にチェック(check)を入れてはいけない。MUAが覚えているものなら、誰かが盗むこともできる
- ここで何も入力しなければ、実際にメールを受信するときにパスワードを入力するよう促されるので問題ない
Tips: 神奈川大学実習環境(MNS管理ネットワーク)におけるアカウント名(ユーザー名)とパスワード
- 神奈川大学のMNS管理ネットワークでは、アカウント名(ユーザー名)は常にMNSアカウント通知書に書いてあるID。これは卒業するまで変わらない
- このアカウント名は、Windowsへのログオン・メール受信などに共通
- パスワードは自分で変えられる。積極的かつ定期的に変えることが望ましいというのが神奈川大学の管理ポリシー
- MNSアカウントを使うすべての場所で、パスワード変更は反映される
- パスワードを変更した際、OutlookExpressにバスワードを覚えさせておいたパスワードは古いままなので、メールが読めないということになる
- この意味でも、パスワードをMUAに記憶させることはオススメできない
8. インターネット接続ウィザード終了
「完了」をクリックして、インターネット接続ウィザードを終了するが、まだ設定が残っている
9. メールの詳細設定
Step1. 「ツール(T)」-「オプション(O)」をクリックしてオプションメニュー(option
menu)を開く
Step2. オプション(全般)を変更する
- メッセージ(message)の送受信 :: 起動時にメッセージの送受信を実行する
- 初期設定ではチェック済み(checked) → クリックしてチェックを外す
- メッセージの送受信 :: 新着メッセージをチェックする間隔
- 初期設定では 30分ごと → 10分ごとに変更
変更が終了したら「適用(A)」ボタンをクリックする
Tips: 新着メッセージをチェックする間隔
- 受信メールサーバーに関する設定で見たように、OutlookExpressは局留めになっている手紙を自分から受け取りに行く必要がある
- この間隔を短くすると、届いたメールをすぐチェックすることができる
- しかし、あまり頻繁に見に行くと、郵便局の窓口が混んでしまう(サーバーの負荷が高くなる)
- この間隔は、自動的に見に行く間隔の指定なので、「メールが来ているはずだ」と手動でチェックしたければ、をクリックすればよい
Step.3. オプション(送信)を変更する
- 「送信」タブ(tab)をクリックして、送信に関するオプション設定画面を開く
- メール送信の形式を「HTML形式」から「テキスト(text)形式」へ変更する
- 送信で「メッセージを直ちに送信する」にチェックが入っていることを確認する
- 変更が終わったら「OK」ボタンをクリックして設定完了
Tips: メール送信の形式とは?
Step. 4 署名(signature)を設定する(オプション: 設定しなければメールがちゃんと届かないものではない)
署名(signature)は、メールの末尾に自動的に挿入される短い文章で、自分の名前や所属、メール以外での連絡方法などを書くことが多い
- 「署名」タブをクリックして、署名に関する設定画面を開く
- 署名(S)の「作成」ボタンをクリックする
- 「署名の編集」欄が入力可能になるので、署名を入力する
- 最初の行は"-- "(半角のマイナスを2つ、そのあとに半角のスペースを1つ)だけを書く
- -- はメールの本文と署名を分離するための目印。MUAによっては自動でこれを入れてくれるが、OutlookExpressは入れてくれない
- 書いたら「OK」をクリック
- 複数の署名が使える → 宛先によって署名を切り替えることは重要
- 仕事相手とのメール → 会社の電話番号や FAX番号を入れておくと、メール以外で先方が連絡できて便利
- 不特定多数の人が読んでいるメーリングリストへの投稿 → 電話番号などを書くのは怖い
- 行数は4行程度までが一般的。本文より長いような署名はちょっと変
- 不用意に署名を付けるのは、署名がついてないより悪いので、「すべての送信メッセージに署名を追加する」のチェックを外す
- 必要に応じて、メッセージの作成中に署名は挿入できるので心配ない
Tips: 署名(signature)は必要なのか?
確認問題
- Outlook Expressを使ったメール送信 に従い、自分自身にメールを送りなさい→メールが送れないなら「送信メールサーバ」の設定が間違っている
- しばらく待って「受信トレイ」を開くと、自分が送ったメールが届いているはず→届いていない場合は「受信メールサーバ」の設定がおかしい、送った時に入力したメールアドレスが間違っているなど
- 届いたメールの内容を確認して、表示名や送信者のメールアドレス、署名が正しいかどうか確認する
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©2009, Hiroshi Santa OGAWA
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